【中国時代劇】三国志 秘密の皇帝 あらすじ・感想！裏側から観る漢王朝再興の物語

重厚な歴史ものから胸キュン恋愛ドラマまで、中国ドラマって、作品数が多すぎて何を選べばいいのか悩んでしまいますよね。今回は 『三国志秘密の皇帝』 を紹介します。

三国志――それは、英雄たちが智と力を尽くして覇を競った歴史のロマン。
しかし、語られなかった「もう一つの真実」があったとしたら──？

『三国志秘密の皇帝』は、献帝（けんてい）に双子の弟がいたという大胆な仮説を軸に展開する異色の歴史ドラマだよ。

双子の弟という衝撃の設定、政治の渦に投げ込まれる若者の葛藤、そして司馬懿（しばい）との兄弟のような絆──
さらに、皇后・伏寿（ふくじゅ）をはじめとする宮廷女性たちとの関係性もドラマを深く彩ります。

演出やセット、衣装は壮麗で重厚。中国時代劇の醍醐味は十分に味わえます。
ただし、通常の三国志とはひと味違う解釈に、好みは分かれるかもしれません。

「新感覚の三国志」か、それもおもしろそうだね！

このページでは、ドラマの魅力をわかりやすく解説。何を観るか迷っているあなたが、「これだ！」と思えるようなヒントをお届けします✨

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あらすじ：双子の皇帝、秘された運命と漢王朝の未来
登場人物とキャスト紹介
感想：大胆設定に驚くも、心理戦と人間模様に吸い込まれる
作品情報・メイメイのおすすめ度
まとめ：史実よりも“人の想い”を描いた、静かな野心作

あらすじ：双子の皇帝、秘された運命と漢王朝の未来

▼中国ドラマ『三国志　秘密の皇帝』公式予告編

公式YouTube（オリコン）より

時は後漢の終わりごろ。曹操（そうそう）は、皇帝の劉協（りゅうきょう）を操りながら大きな力を持っていました。一方、都から離れた温県（おんけん）という町に、楊平（ようへい）という青年がいました。彼は兄弟のように育った友・司馬懿（しばい）と平穏に暮らしていましたが、その日常は突然壊れてしまいます。養父の楊俊（ようしゅん）が命をかけて伝えたのは、驚きの事実でした。楊平の本当の名前は劉平（りゅうへい）で、皇帝・劉協の双子の弟だと―。

兄・劉協が病で倒れた今、朝廷はその死を隠し、混乱を避けるために劉平を“秘密の皇帝”として立たせようとします。民を思い争いを嫌う劉平は迷いましたが、皇后・伏寿（ふくじゅ）の説得を受けて、兄の想いを継ぎ、漢王朝を立て直す決意をします。

やがて、司馬懿も都・許都（きょと）に駆けつけ、劉平と再会。二人は運命の仲間として、天下の行く末にかかわる大きな戦いへと歩み出していきます。

メイメイ

偽りの皇帝として立たされる劉平の苦しみや、宮廷の陰謀、そして司馬懿との再会が描かれているんだ。

チャンチャン

劉平は、曹操やその軍師たちとの駆け引きに挑み、理想と現実の間で悩みながらも皇帝としての道を進んでいくんだね。

さらに、皇后・伏寿をはじめ、唐瑛（とうえい）や宮廷の女官たちも劉平を支え、物語に深みを与えます。策略と友情、裏切りと忠義、愛と信念が入り混じる「もうひとつの三国志」が、始まっていきます。

登場人物とキャスト紹介

楊平（ようへい）＝劉平（りゅうへい）／献帝・劉協（りゅうきょう／兄）｜演：馬天宇（マー・ティエンユー）
義和（ぎわ）の字を持つ献帝・劉協の双子の弟。兄と入れ替わり、漢王朝を再興する使命を背負う青年。二役演じ分けるマー・ティエンユーの演技は必見です。
司馬懿（しばい）｜演：韓東君（エルビス・ハン）
河内（かだい）の司馬家に育てられた劉平の幼馴染。兄弟以上に劉平を気にかけ、その行方を追います。知略に満ちた軍師像が新鮮です。
伏寿（ふくじゅ）／皇后｜演：万茜（レジーナ・ワン）
献帝の正室。劉平を皇帝に成すべく奔走し、自らの命を賭して王朝再興に尽くします。毅然とした美しさと献身性が印象的。
唐瑛（とうえい）／弘農王妃（こうのうおうひ）｜演：董潔（ドン・ジエ）
前皇帝・劉弁（りゅうべん）の正室であり劉平の異母姉。剣術に長けた武術の使い手で、影ながら漢王朝再興を支える武闘派ヒロインです。司馬懿との関係にも注目。
郭嘉（かくか）｜演：王陽明（サニー・ワン）
曹操（そうそう）配下の戦略家。飄々とした才知と肺病による咳を抱え、劉平らと対峙します。存在感ある名脇役。
任紅昌（じんこうしょう）｜演：董璇（ドン・シュアン）
郭嘉に仕える謎多き女性。鋭い目つきと気配りで物語に影を落とす重要人物です。
曹操（そうそう）｜演：謝君豪（ツェー・クワンホウ）
漢王朝の実権を握る覇王。献帝を操り、劉平たちと対立します。冷徹な支配者像を鮮烈に演じます。
曹丕（そうひ）｜演：檀健次（タン・ジェンツー）
曹操の息子。漢王朝の未来を見据える野心家として描かれます。